2008年10月09日

ついにメール内容まで解析!?―Gmail実験機能

■Gmail実験機能「Mail Googles」

★Yahooニュース―「メール送信後に後悔」を未然に防止、Gmailが実験機能

米Googleは6日、Webメールサービス「Gmail」において、送ってから後悔するようなメールの送信を未然に防ぐ機能「Mail Goggles」の提供を開始した。一目惚れした女性に告白したり、昔の彼女に復縁を求めたりと、勢いに任せて送信した後に後悔することを防げるとしている。(Impress Watch)

はじめタイトルを見たときはかなり驚いた。ついにGoogleはメールの内容まで解析して、「後悔しやすい内容」と判断されたメールにアラートを出す機能を開発したのか、と。

しかし…実際に開発されたのは「Mail Goggles」と呼ばれる機能で、この機能を有効にしていると、メールを送信時に本当にそのメールを送りたいのかどうかの確認、また心理状態が正常かどうかを判断するための簡単な計算問題などが表示されるとのこと。

■メールで破綻する人間関係

確かにこの機能は「メール送信前に沸騰した頭を冷やし我に返させる」ためには一定の効果がある気がする。この新機能によって本当に「後悔するメール」の送信を防ぐことができるかもしれない。

感情に任せたメールの破壊力は凄まじい。まさしく「ディープインパクト」と言ってもよいくらい、人間関係の何もかもを木っ端微塵に粉砕しうる恐ろしいパワーを秘めている。かく言う私も感情的なメールの被害者にも加害者にもなったことがある。

被害者として甚大だったのが大学時代に所属していた組織の上司からのメールだ。詳しくは書けないが、一言でいえば罵倒以外の何物でもない代物だった。それを読んだ私はディスプレイの前で心拍数が上がり、怒りに手足が震えたのだった。数分後にはその組織を脱退する旨を書いたメールをその上司に送りつけていた。

加害者として甚大だったのはやはり恋愛関係のメールだ。私は彼女から予期せぬ別れ話をされた時の男ほど情けなくて弱い者はいないと思っているのだが、私も当然そういう経験はしてきた。これも詳しくは書かないのだが、救いようがないくらい幼稚で身勝手なメールをそういう時に送ってかえって崩壊を早めてしまったりした。そういうものだ。(違う?)

■メール内容解析は目前に迫っているか

このような感情的なメールを送信しないよう、全てのメールに「おいちょっと待て。頭冷やせって」と言ってくれる機能としてであれば、「Mail Googles」は全く問題ない。むしろ歓迎すべき機能だといえる。

しかしこれがもし、「おいちょっと待て。その内容はまずいだろ。頭冷やせって」という機能になったら怖いなということである。つまり、Googleが個々人の送るメールの内容を解析し、感情的な言葉を表わすキーワードや、「!」マークの数などから判断して、「正常な心理状態ではない」と判断されたメールにアラートが出る機能になったら怖いぞということだ。今のGoogleの技術力からすれば、この程度朝飯前のようにも思える。

メール内容の解析が行われるようになれば、本格的な監視社会が台頭することになる。テロリストのメール連絡を防ぐためなどと主張されるのであろうが、それによってプライバシーが失われるのは免れない。

そしてmixiやブログのログ解析ツールなどで、自分自身のネットでの行動を容易に他人に公開することに慣れている私たちは、メール内容解析くらい簡単に容認してしまいそうなのもまた恐ろしい。


posted by Tommy at 20:18| Comment(0) | ウェブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。