2008年10月25日

社会学者は株をやっていいのか

■資本主義に参加する罪悪感

先日、大学時代の友人と新宿でランチを食べた。

その友人は最近デイトレにハマっているらしく、始めて半年くらいで2〜30万円くらいの利益を上げているという。この金融危機の時期によく株なんかで儲けられるなあと目を丸くして聞いていた。

いかに安全に株で利益を上げるか、経済学者の意見は正しいか、などの話でひとしきり盛り上がった後、話題は一転、途中から「社会学者は株をやっていいのか」という議論になった。

私は大学時代、社会学とメディア論を専攻したので、にわか社会学者のつもりでいる。だからこそ、株というものには、なんだか身構えてしまうのだ。

社会学とは社会を批判する学問だ。だから、今の社会全体を支配しているシステムである資本主義は当然批判対象となる。たとえマルクス主義に直接影響を受けていない分野の学者でも、手放しで資本主義を肯定したりはしないはずだ。

社会学者が株を買ったりするのは、自分自身が資本家になることを意味する。それはつまり、批判対象である資本主義に自らどっぷり参加してしまうことになるのではないか。

だから、自分としては、株に手を出すことには、やっぱり抵抗を感じてしまうのだ。というか倫理的に問題があるような気がしてしまう。社会学者が株をやるというのは、何だか道理に反しているような気がしてしまうのだ。

(といいつつ、ちゃっかりブログにアフィリエイトは設置している。実はこれも最初は資本主義的だから、結構罪悪感を感じた。しかし、広告モデルがあるからこそ、われわれはGoogleやブログなど先端のメディアを無償で利用できるのだし、それにまあ、ささやなかモチベーションも必要ということで…)

■株をやるメリット

友達の意見は「大学の先生なんだったらちょっとやめた方がいいかもね」というものだった。やっぱりそうなのか…。

しかし、ここであえて反論を考えてみたい。社会学者だって株をやっていいのだと。

私が以前勤めていた会社で、株でそこそこ儲けて、得た利益でPSPとか娯楽品をちょくちょく買っている人がいた。その人は株を始めてから世界経済の動向を必死で勉強するようになったという。やはり自分の金がかかっていると思うと、勉強も真剣になるのだ。

それに、株をやると資本主義経済を内部から知ることができる。社会学の研究方法で言う、「参与観察」というやつだ。実際に外から観察するだけでなく、内部に入って観察した方がより多くのことが分かるというものだ。

加えて、何か社会的に有益な活動を行うベンチャー企業などに投資して、間接的に社会貢献をするということもできる。社会学の究極的な目的は言うまでもなくよりよい社会を構築することなのだから、社会貢献している企業をバックアップすることは何ら道理に違反するものではないはずだ。

以上のような理由から、社会学者も株はやってよい。たぶん。まあ、私はまだやるつもりはないのだけど。

実際のところ、世の社会学者は株をやっているのか、やっていないのか?誰か知ってる人いないものだろうか…



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ラベル:社会学
posted by Tommy at 23:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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