2008年10月30日

「信じてたのに」の欺瞞―慶大生大麻事件

■慶大生大麻事件の大学側の反応

★「学生信じてきたのに残念」慶応大が謝罪 大麻事件

「慶応義塾大学の学生2人が大麻取締法違反の疑いで神奈川県警に逮捕された事件で、同大の森征一常任理事(法学部教授)らが30日午後、東京都港区の三田キャンパスで会見を開き、「学生の自主性を尊重するのが建学の精神だった。学生を信じてきたので本当に残念」などと述べ、謝罪した。同大は今後、『危機管理委員会』を立ち上げて再発防止に努めるとしている。」(2008年10月30日asahi.com)

慶應義塾大学の学生が大麻事件を起こした。この事実に関しては別段特に言うこともない。同じように人体に害のあるタバコや酒は(20歳以上であれば)法律で許可されている。しかし日本では大麻は法律違反。だから吸っちゃだめよ。以上である。

むしろ私が気になったのは、大学関係者の反応で「学生を信じてきたので本当に残念」という発言だ。

■「信じてたのに」の欺瞞

私は一般的に、他人に対して「信じてたのに」というのは良くないと思っている。そもそも「信じてたのに」という言葉は、無責任で都合のいい楽観を意味するからだ。

よく女性が、浮気しそうな男性に向かって「信じてるから!」と言う。(これは結構重いプレッシャーだ。)しかし、これは女性が、「あなたは浮気をする人じゃない。そう信じてるから」と勝手に決めつけていることを表している。つまり、その男性は浮気をしそうな男なのだという現実から目を背けて、「きっと浮気はしない」という無根拠な楽観を押しつけているだけなのだ。

今回の事件もそうだ。「学生を信じてたのに」という気持も分からなくはない。しかし、大学生が大麻売買する可能性は十分ある。そういう現実から目を背け、特に対策も行わず(少なくとも記事には対策の存在については触れられていない。04年以降5人も逮捕されてるのに!)、「学生を信じてきたのに」とは無責任にもほどがある。

大麻は自生が簡単な麻薬だ。だからスペイン語で"安い煙草"という意味の「マリファナ」という異称を持つ。(参考→Wikipedia)社会からの逸脱行為に興味を抱きがちな大学生が手を染めても何ら不思議ではないのだ。大学側はそのくらい予め予測して、学生への注意を促す活動をしておくべきだったのではないか――。

それにしても、この大麻問題。大相撲の次は慶大生と来た。こういう事件はずるずると類似事件が続発していくものだから、他の大学が心配。慶大より遥かに人数が多い早稲田大学は大丈夫だろうか…


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posted by Tommy at 20:44| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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